「フォトプリンターを処分したいけれど、燃えないゴミに出していいの?」「バッテリーが入ったまま捨てて火事にならないか心配」と、処分の手前で立ち止まっていませんか?
結論からお伝えすると、フォトプリンターは『小型家電リサイクル法』の対象製品です。
発火事故を防ぐため、家電量販店の回収ボックスか自治体の指定回収を利用するのが正解です。
この記事では、最新の市場動向やリサイクル法に基づき、機種ごとの電池特性を踏まえた安全な処分方法を解説します。ただし、捨てる前に「本当に寿命か」を確認しましたか?バッテリー交換や売却の可能性も含め、損をしないための最終チェックリストを公開します。
フォトプリンターの正しい捨て方と小型家電リサイクル法の活用

フォトプリンターを処分する際、最も安全で確実な方法は「小型家電リサイクル」のルートに乗せることです。不適切な廃棄は環境汚染だけでなく、重大な事故につながる恐れがあります。
具体的な処分方法は以下の通りです。
- 家電量販店の回収ボックスを利用する:ビックカメラやヨドバシカメラ、ヤマダデンキなどの入り口付近に設置されている「小型家電回収ボックス」に投入します。投入口(多くの場合は30cm×15cm程度)に入れば、原則無料で引き取ってもらえます。
- 自治体の指示に従う:自治体によっては「不燃ごみ」ではなく、「使用済小型家電」として公共施設(市役所など)での拠点回収を行っている場合があります。
- 個人情報の消去:スマホ連動型のプリンターの場合、本体に画像データが残ることは稀ですが、接続履歴や設定情報をリセット(工場出荷状態へ初期化)しておくと安心です。
特にCanonのiNSPiCやFujifilmのinstax Linkシリーズなど、内蔵バッテリーが取り外せない機種は、そのままリサイクルボックスに入れるのが最も推奨される方法です。
絶対にやってはいけない捨て方
最も避けるべきなのは、リチウムイオン電池を内蔵したまま、通常の「不燃ごみ」や「プラスチックごみ」に混ぜて捨てることです。
ゴミ収集車(パッカー車)の中で圧縮された際、内蔵バッテリーが押し潰されてショートし、発火する事故が全国で多発しています。自分だけでなく、収集作業員の方々の命に関わる危険な行為ですので、絶対にやめましょう。
家電量販店と自治体回収どちらが得か
結論としては、家電量販店の回収ボックスが最も手間がなく、費用もかからないためおすすめです。
自治体の回収(粗大ごみ等)を利用する場合、サイズ規定(例:最大辺30cm以上は有料など)を確認したり、コンビニで処理券を購入したりする手間が発生することがあります。一方、量販店のボックスなら、買い物のついでに投函するだけで完了します。
捨てる前の最終確認!寿命診断とバッテリー交換の可能性

「電源が入らない」「印刷が汚い」という理由で捨てようとしている場合、それが本当に本体の寿命なのかを見極める必要があります。場合によっては修理やメンテナンスで復活する可能性もあります。
バッテリー寿命か本体故障かの見極め方
フォトプリンターの平均寿命は、使用頻度にもよりますが3年〜5年程度と言われています。以下の症状が出ている場合は、寿命が近いサインです。
- 充電しても数枚で電源が落ちる:バッテリーの劣化が疑われます。モバイルバッテリーを繋いだままなら印刷できる場合は、電池寿命です。
- 印刷に白いスジが入る:プリントヘッドの汚れ、または故障です。クリーニングシート(青いスマートシート等)を通しても改善しない場合、ヘッドの寿命の可能性が高いです。
- 紙送りが詰まる:給紙ローラーのゴムが経年劣化で硬化したり、埃が付着して滑っている状態です。
特にZINK方式(インク不要の熱転写)や昇華型プリンターは、熱を加えるヘッド部分が消耗品です。クリーニングを繰り返しても画質が戻らない場合は、買い替えのタイミングと言えます。
自分でバッテリー交換は可能?
スマホプリンターのバッテリー交換を自分でやろうとする方がいらっしゃいますが、ご自身でのバッテリー交換は極めてリスクが高いため非推奨です。
多くのモバイルフォトプリンター(iNSPiC、Instax Linkなど)は、ユーザーが開けることを想定していない密閉構造になっています。無理にこじ開けると、リチウムイオン電池を傷つけて発火させたり、微細なギアを破損させて元に戻せなくなったりします。
メーカー修理に出すと、技術料と部品代で新品価格の7〜8割近い費用がかかるケースも珍しくありません。この「修理費用の高さ」が、事実上の寿命(買い替え時)の判断基準となります。
リチウムイオン電池の取り扱いルールと飛行機持ち込み

処分だけでなく、旅行にフォトプリンターを持っていく際にも「電池」の知識は不可欠です。特に飛行機を利用する場合は厳格なルールがあります。
旅行時の持ち込みは「機内持ち込み」が鉄則
リチウムイオン電池を内蔵したフォトプリンターは、原則として「機内持ち込み手荷物」として客席に持ち込むのが鉄則です。
多くの航空会社では、リチウムイオン電池の「預け入れ(スーツケースに入れて貨物室へ預けること)」を厳しく制限しています。貨物室で万が一発火した場合、消火活動が困難だからです。
プリンター本体に電池が組み込まれている場合、電源を完全に切り、誤作動防止措置をとれば預け入れ可能な場合もありますが、保安検査場のX線検査で「バッテリーらしき影」が映ると、呼び出しを受けてスーツケースを開けさせられるリスクがあります。スムーズな移動のためにも、手荷物として管理することをおすすめします。
処分後の選択肢!格安レンタルや中古購入の注意点
古いプリンターを処分した後、すぐに新品を買うのが正解とは限りません。使用頻度や目的に合わせて、賢い選択肢を選びましょう。
損しないための中古品選びの基準
フリマアプリなどで「中古のフォトプリンター」を購入する場合は注意が必要です。前の持ち主の使用頻度が不明なため、バッテリーやヘッドが消耗しているリスクが高いからです。
- バッテリー劣化:見た目が綺麗でも、電池が死んでいてモバイル用途に使えない可能性があります。
- ローラー汚れ:内部のローラーにホコリが溜まっていると、紙詰まりや印刷ムラの原因になります。
最近では、Xiaomi(シャオミ)などが新品でも1万円を切る高コスパなモデルを販売しています。消耗した中古の上位機種を買うよりも、安価でも保証のある新品を選んだ方が、結果的に長く使えるケースが多いです。
イベント時だけならレンタルが正解
「結婚式の二次会で使いたい」「旅行の時だけ配りたい」といった限定的な用途であれば、購入せずに「格安レンタルサービス」を利用するのも一つの手です。
3泊4日で数千円程度でレンタルできるサービス
まとめ
フォトプリンターの処分は、環境と安全を守るための大切な責任です。
- フォトプリンターは「小型家電リサイクル法」の対象。不燃ごみに混ぜるのはNG。
- 最も手軽な捨て方は、家電量販店の「小型家電回収ボックス」への投函。
- 無理な分解や自分でバッテリー交換をするのは発火の危険があるため避ける。
- 旅行時は機内持ち込みにするのがトラブル回避のコツ。
- 次は使用頻度に合わせて、コスパの良い新品か、イベント時のみのレンタルを検討する。
まずは、お近くの家電量販店に「小型家電回収ボックス」があるか、または自治体の回収拠点がどこにあるかを検索してみましょう。正しい処分は、次の快適なフォトライフへの第一歩です。


