「推しのトレカを自作したい」「スマホの中の画像をシールにして手帳をデコりたい」と思っても、フォトプリンターの種類が多すぎてどれを選べばいいか迷っていませんか?実は、作りたいグッズによって「正解」のフォトプリンターは全く異なります。
結論からお伝えすると、作りたいもので選ぶのが正解です。大量のシールや手帳デコならコスパ最強の『Xiaomi Portable Photo Printer 1S(ZINK)』、長期保存や高画質トレカなら『Canon SELPHY QX20(昇華型)』、現場での交換や交流メインなら『instax mini Link 3(チェキ)』をおすすめします。
この記事では、最新の市場調査データに基づき、物理的な発色メカニズムからランニングコスト、著作権ルールまで徹底解説。具体的なアプリを使った加工方法や、失敗しないための印刷設定まで、推し活を充実させるテクニックを完全網羅します。
推し活グッズ作成に最適なフォトプリンターの選び方【目的別3選】
フォトプリンターは、採用している印刷技術によって「得意なこと」と「苦手なこと」がはっきり分かれます。まずは、あなたが「何を作りたいか」に合わせて、3つの主要方式から自分に合うものを選びましょう。
ステッカー・デコ重視なら「ZINK方式」
手帳デコや硬質ケースのデコレーションをメインにするなら、ZINK(Zero Ink)方式を採用している『Xiaomi Portable Photo Printer 1S』や『Canon iNSPiC』が最適です。
最大のメリットは、用紙自体が「薄いシール」になっていること。ハサミで簡単に切れ、手帳に貼っても分厚くなりません。特に2025年登場のXiaomiモデルは、20枚入りのフォトペーパーを活用することで1枚あたり約69円という低コストを実現しています。失敗を恐れずに大量に印刷できるため、「日々の記録」や「練習用」として最強の相棒になります。
ただし、構造上全体的に青みがかりやすく、暗い部分は潰れやすいという弱点があります。画質よりも「手軽さ」と「安さ」を優先する人向けです。
高画質トレカ・保存重視なら「昇華型」
「公式グッズのような美しいトレカを作りたい」「作った作品をずっと綺麗に残したい」という方には、昇華型熱転写方式の『Canon SELPHY QX20』一択です。
この方式は、インクを熱で気化させて紙に染み込ませるため、デジタルのドット感がない滑らかなグラデーションを表現できます。さらに、仕上げに透明なオーバーコート層(保護層)を圧着するため、水濡れや指紋に強く、アルバム保存なら100年持つと言われるほどの耐久性を誇ります。
最新のQX20では「フチなし印刷」が可能になり、カードサイズの用紙いっぱいに推しの顔を印刷できるようになりました。コストは約90円/枚と高めですが、その価値は十分にあります。
交流・体験重視なら「銀塩(チェキ)」
ライブ会場での交換や、その場の盛り上がりを大切にするなら、銀塩方式の『instax mini Link 3』がおすすめです。
フィルムの中に現像液が入っており、化学反応でじわじわと色が浮かび上がる「エモさ」は、デジタルにはない唯一無二の魅力です。チェキフィルムは推し活界隈における共通通貨のような存在であり、硬質ケースに入れて交換する文化が根付いています。
デメリットは、フィルムが厚く硬いため手帳に貼るのには向かないことと、1枚あたりのコストが約90円以上と高いことです。しかし、AR機能など「体験」としての価値は群を抜いています。
フォトプリンターで自作!ジャンル別グッズ作成テクニック
フォトプリンターを手に入れたら、次はグッズ作成の実践編です。アプリと素材を組み合わせることで、公式顔負けのクオリティを出せます。
トレカデコ・自作シールの極意

100均の「硬質ケース」とZINKプリンター(Xiaomi/iNSPiC)の相性は抜群です。
- 背景透過シール: アプリで推しの画像を切り抜き、透明背景のPNGとして保存してから印刷します。これを100均のクリアシール用紙(※ZINK用紙の上に貼る場合)や、直接ZINK用紙に印刷して切り抜くことで、レイヤー感のあるデコが可能です。
- コラージュ印刷: アプリの「コラージュ機能」を使い、1枚の用紙に4〜6個の小さな画像を配置して印刷します。これをハサミで切り分ければ、切手サイズの極小フレークシールが完成。手帳のマンスリー枠にぴったり収まります。
プリクラ風シール&AR動画フォト
『instax mini Link 3』や『Xiaomi 1S』の専用アプリには、AR(拡張現実)機能が搭載されています。
例えば、ライブの動画(15秒程度)をアプリで選択し、そのワンシーンを写真として印刷します。その写真にスマホをかざすと、写真の中で動画が再生されます。これを友達にプレゼントすれば、動く思い出を物理的に渡すことができるサプライズになります。プリクラのようにフレームやスタンプでデコレーションしてから印刷するのも定番です。
同人グッズ・名刺・サンキューカード
イベントで配布する名刺(プロフカード)や、メルカリ発送時のサンキューカードにもフォトプリンターが活躍します。
- 名刺作成: 『SELPHY QX20』のカードサイズ用紙は、名刺とほぼ同じサイズです。SNSのIDやQRコードを鮮明に印刷できるため、即席の名刺として十分通用します。
- サンキューカード: 100均のメッセージカードに、その商品の着用画像や梱包風景を印刷したシール(ZINK推奨)を貼るだけで、ショップのような高級感が出ます。手書きメッセージを添えればリピーター獲得に繋がります。
ハンドメイドアクセサリー台紙の格上げ
自作アクセサリーを販売している方は、台紙にもこだわりましょう。厚紙にショップロゴを印刷したシールを貼ったり、アクセサリーの着用イメージ写真を印刷して同封したりすることで、ブランドの世界観を伝えやすくなります。
「暗い・青い」を解決!失敗しない印刷設定とメンテナンス
「印刷したらスマホの画面より暗くなった」「全体的に青っぽくて顔色が悪い」というのは、多くのユーザーが直面する悩みです。これは故障ではなく、物理的な特性によるものです。
印刷前の画像補正テクニック
スマホの画面は自ら光る「透過光」ですが、写真は光を反射して見る「反射光」です。そのため、画面で見るよりも暗く印刷されるのが普通です。
失敗を防ぐためには、印刷前にアプリで以下の調整を行いましょう。
- 明るさ(輝度): 画面上で「少し眩しいかな?」と感じるくらい、+15〜20%ほど明るく設定します。
- 彩度: くすみを防ぐため、少しだけ彩度を上げます。
- 色温度(ZINKの場合): ZINKは青みが強く出る傾向があるため、あらかじめ「暖色系(ウォーム)」に振っておくか、赤・黄色を少し足すと健康的な肌色になります。
ZINKの青被り対策とスマートシート
特にZINK方式の場合、紙の温度が低いと青色が強く出る性質があります。冬場はフォトプリンターと用紙を少し手で温めてから使うと改善することがあります。
また、新しい用紙パックを開封した際は、必ず同梱されている「スマートシート(青いカード)」を最初に通してください。これにより、フォトプリンターが色味を自動調整(キャリブレーション)し、ヘッドのクリーニングも行ってくれます。
【必読】アイドル写真の著作権と個人利用のルール
推し活グッズを作る上で、絶対に守らなければならないのが「著作権」と「肖像権」です。
基本的に、アイドルやアニメの画像を使用してグッズを作ることは、「個人的に楽しむ範囲(私的使用)」に限って認められています。自分で作ったトレカを部屋に飾ったり、手帳に貼ったりするのは問題ありません。
しかし、以下の行為は完全にNGです。
- 自作したグッズをメルカリやSNSで販売すること(利益が出なくてもNG)。
- サンキューカードとして、購入者におまけとして配布すること。
- コンビニプリントなどで番号を公開し、不特定多数に配布すること。
「みんなやっているから」は言い訳になりません。推しに迷惑をかけないためにも、作ったグッズは自分だけの宝物として楽しみましょう。
まとめ
推し活グッズ作成のためのフォトプリンター選びは、スペックよりも「何を作りたいか」が重要です。
- 手帳デコや大量のシール作りには、コスパ最強の『Xiaomi Portable Photo Printer 1S』
- 一生モノのトレカやアルバム保存には、高画質・高耐久の『Canon SELPHY QX20』
- 現場での交流やAR体験を楽しむなら、エモさ抜群の『instax mini Link 3』
それぞれの特性を理解し、少しの画像補正テクニックを加えるだけで、あなたの推し活クオリティは劇的に向上します。まずは作りたいグッズを決めて、自分にぴったりの一台をチェックしてみてください。
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