料理中に「オイルスプレーがない!」と困った経験はありませんか?ノンフライヤーで調理しようとしたり、お菓子作りの型に油を塗ろうとしたりする時、オイルスプレーの代わりになるものがあれば便利ですよね。
結論から言うと、オイルスプレーがない時は「シリコンはけ」「油ひき」「オイルポンプ」「キッチンペーパーで手作り」などで代用できます。ただし、普通の霧吹きは油の粘度が高いため目詰まりを起こしやすく、代用には向きません。
この記事では、オイルスプレーの代用品を詳しく紹介し、用途別のおすすめや使い方のコツ、購入先までまとめて解説します。今すぐ使える緊急対応から長期的な解決策まで、あなたの状況に合った方法が見つかります。

- オイルスプレーの代用品7選とそれぞれの特徴
- 霧吹きでは代用できない理由
- 用途別(フライパン/ノンフライヤー/製菓)のおすすめ代用品
- 緊急時のキッチンペーパーでの手作り方法
- 100均での購入先情報
オイルスプレーがないときに霧吹きで代用できる?
「家にある霧吹きで代用できないかな?」と考える方も多いと思いますが、残念ながら普通の霧吹きはオイルスプレーの代用には適していません。
霧吹きでは代用できない理由
霧吹きがオイルスプレーの代用に向かない理由は以下の通りです。
- 油の粘度が高すぎる:霧吹きは水のようなサラサラした液体を前提に設計されています。油は粘度が高いため、ノズルが詰まりやすくなります。
- 霧状にならない:油を入れてスプレーしても、水鉄砲のように一直線に噴射されてしまい、均一に塗り広げることができません。
- すぐに使えなくなる:目詰まりを起こすと洗浄が大変で、結局使い物にならなくなる可能性が高いです。
醤油スプレーや酢スプレーも同様に、油専用ではないため代用は推奨できません。
油専用スプレーとの違い
オイルスプレーは油の粘度に対応できるように設計されています。普通の霧吹きとの違いを分かりやすく比較しました。
| 比較項目 | 普通の霧吹き | オイルスプレー |
|---|---|---|
| 油に使えるか | ❌ 使えない | ⭕ 使える |
| 想定されている液体 | 水・化粧水など (サラサラした液体) | サラダ油・オリーブオイル (粘度の高い油) |
| 油を入れた場合 | ・ノズルが詰まる ・水鉄砲のように出る ・すぐに使えなくなる | ・霧状に均一に出る ・目詰まりしにくい ・長く使える |
| 噴射の仕組み | レバーを引く (通常スプレー) | 空気で加圧してから噴射 (加圧式・ポンプ式) |
| 価格 | 100円〜 | 800円〜 |
このような違いがあるため、代用するなら専用の道具を使うことを強くおすすめします。
オイルスプレーの代用品おすすめ7選
それでは、オイルスプレーがない時に使える代用品を7つご紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットも解説しますので、あなたに合ったものを選んでくださいね。
①シリコンはけ(シリコンブラシ)
最もおすすめの代用品がシリコンはけです。
メリット
- 油や調味料が染み込まないため、しっかり塗り広げられる
- 丸洗いでき、乾きやすく衛生的
- 食材の隅々まで塗れる
- 耐熱温度が高く(230度程度)、熱いフライパンにも使える
- 100均でも購入可能
デメリット
- 霧状に塗れないため、広範囲には手間がかかる
- ノンフライヤーでの使用には少しコツが必要
向いている用途:フライパン調理、製菓(型塗り)、オーブン料理、卵焼き器
②油ひき(綿タイプ・シリコンタイプ)
昔ながらの油ひきも優秀な代用品です。
メリット
- 綿タイプは油をよく吸い、ムラなく均一に塗れる
- シリコンタイプは丸洗いでき、衛生的に使える
- フライパンや鉄板に適している
- 100均でも種類豊富に揃っている
デメリット
- 綿タイプは洗えないため、使用後の保管に注意が必要
- 油を入れたまま放置すると酸化する
向いている用途:たこ焼き器、ホットプレート、フライパン調理
③オイルポンプ
ワンプッシュで少量ずつ油が出るオイルポンプは、量を調節しやすいのが最大の魅力です。
メリット
- ワンプッシュで一定量が出るため、使いすぎを防げる
- ノンフライヤーにも使いやすい
- ダイソーなど100均で税込110円で購入可能
- 残量が見えるクリアタイプもある
デメリット
- 霧状にはならないため、広範囲に塗り広げる必要がある
- 拡散力はオイルスプレーより劣る
向いている用途:ノンフライヤー、フライパン調理、日常使い
④料理用はけ(天然毛・化学繊維)
製菓やパン作りでよく使われる料理用はけも代用できます。
メリット
- 天然毛は油をよく含み、塗りやすい
- 細かい部分まで塗れる
- 製菓用として一般的
デメリット
- 天然毛は洗浄・乾燥に時間がかかる
- 保管方法に注意が必要(カビや臭い対策)
- 熱に弱いものもある
向いている用途:製菓(型塗り)、パン作り、オーブン料理
⑤キッチンペーパーで手作り油引き
何も道具がない緊急時に便利な方法です。
メリット
- 家にあるもので簡単に作れる
- 使い捨てなので衛生的
- コストがかからない
デメリット
- 毎回作る手間がかかる
- 耐久性がない
- 油の吸収率が高すぎる場合がある
向いている用途:緊急時の対応、たこ焼き器、フライパン調理
※詳しい作り方は後述の「緊急時の対処法」で解説します。
⑥指や菜箸で直接塗る(緊急時)
道具が何もない時の最終手段です。
メリット
- 何も道具がいらない
- すぐに対応できる
デメリット
- 手が油でベタベタになる
- 均一に塗るのが難しい
- 量の調整がしにくい
- 衛生面で不安がある
向いている用途:本当に緊急の場合のみ
⑦スプレー缶タイプのクッキングスプレー
最初からオイルが入っているスプレー缶タイプもあります。
メリット
- 加圧不要で手間いらず
- 霧状に均一に噴射できる
- 使い切ったら捨てるだけでお手入れ不要
デメリット
- 価格が高め(1本800円〜1,500円程度)
- 使い捨てなのでコスパは悪い
- コストコやカルディなど限られた店舗でしか手に入りにくい
向いている用途:ノンフライヤー、製菓、オーブン料理
【用途別】オイルスプレーがないときのおすすめ代用品
用途によっておすすめの代用品が異なります。あなたの使用目的に合わせて選んでくださいね。
フライパン調理におすすめの代用品
おすすめ度1位:シリコンはけ
- フライパン全体にムラなく塗れる
- 耐熱性が高く、熱したフライパンにも使える
- 洗いやすく繰り返し使える
おすすめ度2位:油ひき
- 昔ながらの方法で確実
- 綿タイプは油をよく吸い、ムラなく塗れる
フライパン調理では塗りムラを防ぐことが重要なので、シリコンはけや油ひきが最適です。
ノンフライヤーにおすすめの代用品
おすすめ度1位:シリコンはけ
- 食材の隅々まで塗れる
- 少量の油を薄く伸ばせる
おすすめ度2位:オイルポンプ
- ワンプッシュで適量を出せる
- 手が汚れにくい
おすすめ度3位:スプレー缶タイプのクッキングスプレー
- 霧状に均一に吹きかけられる(最も理想的)
- 手間がかからない
ノンフライヤーは油を少量使うことで仕上がりが格段に良くなるため、代用品の活用をおすすめします。
製菓(お菓子作り)におすすめの代用品
おすすめ度1位:シリコンはけ
- 型の隅々まで塗れる
- 衛生的に使える
おすすめ度2位:バター
- 型離れが非常に良い
- 風味も良くなる
- 指や料理用はけで塗る
おすすめ度3位:スプレー缶タイプのクッキングスプレー(離型油)
- プロも使う本格的な離型油
- シュッと吹くだけで手軽
- 型離れが抜群
製菓の場合、オイルスプレーがない時はバターで代用するのが最も確実で、型離れも良好です。
たこ焼き器・ホットプレートにおすすめの代用品
おすすめ度1位:油ひき(綿タイプ)
- たこ焼き器の穴にピッタリのサイズがある
- 油をよく吸い、ムラなく塗れる
おすすめ度2位:キッチンペーパーで手作り油引き
- 使い捨てで衛生的
- たこ焼き器専用のキッチンペーパー挟みタイプもある
たこ焼きパーティーでは油ひきが定番ですが、ダイソーなど100均でたこ焼き器専用の油ひきが購入できます。
緊急時の対処法!キッチンペーパーで油引きを作る方法
何も道具がない緊急時には、キッチンペーパーで簡易的な油引きを作ることができます。
キッチンペーパーで油引きを作る手順
簡単3ステップで作れます。
- キッチンペーパーを三つ折りにする
キッチンペーパーを縦に半分、さらに半分に折り、細長い形にします。
- 端からクルクルと巻く
細長くなったキッチンペーパーを、端からクルクルと巻いていきます。巻き終わったらセロテープやマスキングテープで止めます。
- 片側に切り込みを入れる
巻いたキッチンペーパーの片側の先端に、ハサミでタコウインナーのような切り込みを複数入れます。軽く広げたら完成です。
使い方のコツと注意点
使い方のコツ
- 油を含ませすぎないように、小皿に少量の油を入れてから軽く浸す
- フライパンや鉄板に塗る際は、優しく撫でるように塗る
- 切り込みを入れた部分が広がりすぎたら、少し調整して形を整える
注意点
- 使い捨てなので、毎回新しいものを作る
- 熱いフライパンに触れると破れやすいので注意
- 油を含ませすぎると、フライパンに油が溜まってしまう
- 長時間の使用には向かない(破れやすい)
緊急時の対処法としては優秀ですが、頻繁に使うならシリコンはけや油ひきを購入することをおすすめします。
代用品を使う際の注意点とコツ
代用品を使う際に知っておくと便利なポイントをご紹介します。
油の種類と代用品の相性
使用する油の種類によって、代用品との相性が変わります。
| 油の種類 | 粘度 | おすすめ代用品 |
|---|---|---|
| サラダ油 | 低い | すべての代用品で使いやすい |
| オリーブオイル | 中程度 | シリコンはけ、オイルポンプ |
| ごま油 | 中程度 | シリコンはけ、油ひき |
| バター(溶かしたもの) | 高い | シリコンはけ、料理用はけ |
粘度が高い油ほど、シリコンはけのように塗り広げやすい道具が適しています。
量の調整方法
代用品を使う際は、油を使いすぎないように注意が必要です。
- シリコンはけ・油ひき:小皿に少量の油を入れ、軽く浸してから使う。余分な油は小皿の縁で切る。
- オイルポンプ:ワンプッシュ→塗り広げる→足りなければもう1プッシュ、という流れで調整する。
- キッチンペーパー:油を含ませすぎないように、軽く浸す程度にする。
最初は少なめにして、足りなければ追加するのがコツです。多すぎると料理が油っぽくなってしまいます。
お手入れ・保管方法
代用品を長く使うためのお手入れ方法です。
シリコンはけ・シリコンタイプの油ひき
- 使用後は中性洗剤で丸洗い
- 水気をしっかり切って乾燥させる
- 食洗機対応のものも多い
綿タイプの油ひき
- 基本的に洗わず、専用容器に油を入れて保管
- 長期間使わない場合は油を抜いて洗浄
- 定期的に新しいものに交換する
オイルポンプ
- 油を継ぎ足して使用可能
- 長期間使わない場合は油を抜く
- キャップ部分は定期的に拭き取る
油は酸化するため、長期間放置せず定期的にお手入れすることが大切です。
100均でオイルスプレーの代用品は買える?
100均では、オイルスプレーの代用品が豊富に揃っています。
ダイソーで買える代用品
2025年現在、ダイソーではオイルスプレー本体の取り扱いがある店舗もありますが、在庫状況は店舗によって異なります。確実に購入したい場合は、代用品がおすすめです。
ダイソーで購入できる代用品
- オイルポンプ(税込110円):ワンプッシュで少量ずつ出せるタイプ。クリアタイプと不透明タイプの2種類
- シリコンはけ(税込110円):サイズや色のバリエーションが豊富
- 油ひき(税込110円):綿タイプ、シリコンタイプ、ワンタッチ式、切り替えレバー付きなど種類豊富
- 料理用はけ(税込110円):シリコン製や化学繊維製
- たこ焼き器専用油ひき(税込110円):キッチンペーパーを挟んで使うタイプもある
すべて税込110円で購入できるので、複数買って用途別に使い分けるのもおすすめです。
セリア・キャンドゥの取り扱い状況
セリア
- オイルスプレー本体の取り扱いがある店舗もある(75ml、比較的霧状に近い噴射)
- オイルポンプが販売されている(ワンプッシュタイプ、コンパクトサイズ)
- シリコンはけや油ひきも豊富
- 醤油・お酢用スプレーはあるが、油用ではないため代用不可
キャンドゥ
- オイルスプレー本体の取り扱い状況は店舗により異なる
- シリコンはけや油ひきは購入可能
- 店舗によって在庫状況が異なるため、事前に確認するのがおすすめ
100均で代用品を探す場合、まずはダイソーが品揃え豊富でおすすめです。
100均のオイルスプレーはこちらの記事でも解説しています
よくある質問(Q&A)
オイルスプレーの代用品に関するよくある質問にお答えします。
Q1. 醤油スプレーをオイルスプレーの代わりに使える?
A. おすすめできません。
醤油スプレーは水分の多い液体調味料用に設計されています。油は粘度が高いため、ノズルが詰まったり、霧状にならずに一直線に噴射されたりします。また、醤油の臭いや味が残る可能性もあるため、代用は避けましょう。
Q2. オイルスプレーがない時、バターで代用できる?
A. 製菓の場合は最適な代用品です。
お菓子作りの型塗りには、むしろバターの方が型離れが良く、風味も良くなるためおすすめです。溶かしバターを指やシリコンはけで型に塗りましょう。ただし、フライパン調理やノンフライヤーには向きません。
Q3. ノンフライヤーでオイルスプレーは絶対必要?
A. 必須ではありませんが、使うと仕上がりが格段に良くなります。
ノンフライヤーは油なしでも調理できますが、少量の油を吹きかけることで、食材の表面がカリッと仕上がり、色づきも良くなります。オイルスプレーがない場合は、シリコンはけやオイルポンプで代用できます。
Q4. オイルポンプとオイルスプレーの違いは?
A. 噴射方式と拡散力が異なります。
| 項目 | オイルポンプ | オイルスプレー |
|---|---|---|
| 噴射方式 | プッシュ式(液体で出る) | 加圧式(霧状で出る) |
| 拡散力 | 低い(塗り広げる必要あり) | 高い(霧状に広がる) |
| 量の調整 | ワンプッシュで一定量 | 噴射時間で調整 |
| 価格 | 安い(110円〜) | 高め(800円〜) |
オイルポンプは量を調整しやすいですが、霧状にはならないため、広範囲に塗る場合はオイルスプレーの方が便利です。
オイルスプレーがないときの代用品まとめ
この記事では、オイルスプレーがない時の代用品と選び方について詳しく解説しました。
まとめ
- 普通の霧吹きは油の粘度が高く目詰まりを起こすため、代用には向かない
- おすすめの代用品は「シリコンはけ」「油ひき」「オイルポンプ」「キッチンペーパーで手作り」など
- フライパン調理にはシリコンはけや油ひき、ノンフライヤーにはシリコンはけやオイルポンプがおすすめ
- 製菓にはシリコンはけやバターが適している
- 緊急時はキッチンペーパーを三つ折りにして巻き、切り込みを入れることで簡易的な油引きを作れる
- 代用品はダイソーなど100均でも購入可能(税込110円)
オイルスプレーがない時でも、代用品を上手に活用すれば快適に調理できます。あなたの料理スタイルに合った方法を選んで、ヘルシーで美味しい料理を楽しんでくださいね。


