「セパレート型コードレス掃除機が気になっているけれど、新型(MC-NX500K)と旧型(MC-NS100K)のどちらを買うべき?」
「数万円の価格差に見合うだけの進化が本当にあるの?」
そのようにお悩みの方へ。結論から申し上げますと、予算が許すのであれば間違いなく新型「MC-NX500K」を選ぶべきです。
新型の進化は、単に「0.3kg軽くなった」だけではありません。旧型モデルで多くのユーザーが抱えていた「フィルター詰まり」と「大きなゴミの弾き」というストレス要因が、内部構造の刷新によって根本的に解決されているからです。
この記事では、メーカーの公式サイトだけでは見えにくい「スペックの裏側にある真実」と、購入前に知っておくべき「明確なデメリット(向き不向き)」について、公平な視点で徹底解説します。
Q. MC-NX500KとMC-NS100Kの決定的な違いは何ですか?
A. 「重さ」と「ゴミの吸い方(構造)」が根本的に異なります。
- 重量: 新型(NX500K)は1.2kgと、旧型より0.3kg軽量化。
- 構造: 新型はスティック内部を「サイクロン化」しフィルター詰まりを抑制。さらに新ブラシで髪の毛の絡まりも解消。
- 吸引: ノズル前面が開口し、猫砂などの大きなゴミも弾かず吸引可能に進化しました。
0.3kgの軽量化がもたらす「日常のアップグレード」
新型MC-NX500Kのスティック時重量は1.2kg。旧型(1.5kg)と比較して、0.3kgの軽量化を実現しています。
「たった0.3kg?」と思われるかもしれません。しかし、この差は中サイズのリンゴ約1個分、あるいは一般的なスマートフォン約1.5台分に相当します。
常に腕を浮かせて扱うスティック掃除機において、この差は数値以上のインパクトを持ちます。
旧型が「手に持って扱う道具」だとすれば、軽量化された新型は、もはや「手の延長」です。
「掃除機を出そう」と身構えることなく、汚れに気づいた瞬間に身体が勝手に動く。そんな「無意識の掃除」が可能になるのが、この1.2kgという領域です。

比較表で見る「隠されたスペック」の真実
多くの比較サイトでは語られない、しかし毎日の使い勝手を決定づける「最重要スペック」を含めた比較表を作成しました。
特にご注目いただきたいのが、赤字で示した「スティック本体の集じん容量」と「構造」の違いです。
| 項目 | MC-NS100K (旧型) | MC-NX500K (新型) |
|---|---|---|
| 実勢価格 | 4万円前後 | 6〜8万円前後 |
| 重量 (スティック時) | 1.5kg | 1.2kg |
| 運転時間 (強) | 約6分 | 約8分 |
| スティック集じん容量 | 0.05L (フィルター式) | 0.15L (サイクロン式) |
| メンテナンス性 | フィルターが詰まりやすい | 絡まりにくく、移送がスムーズ |
容量3倍と「サイクロン化」の意味
旧型の最大の弱点は、スティック側のゴミを溜めるスペースが「0.05L」と極端に少なく、かつ「フィルター式」であったことです。
これにより、髪の毛やペットの毛がフィルターにすぐに張り付き、吸引力が低下したり、ドックに戻してもゴミが回収されにくいという課題がありました。
対して新型は、容量を3倍の「0.15L」に拡大し、さらに内部を「サイクロン構造」に刷新しました。
ゴミと空気を遠心分離することでフィルターへの付着を防ぎ、「詰まり」のリスクを劇的に低減させています。
「ゴミ捨て頻度や詰まりのストレスが1/3になる」と考えれば、この価格差は将来的な快適さへの投資として十分に合理的です。
ノズルの進化:大きなゴミも逃さない
新型では、ノズル前面の開口部が広がる形状変更(約6mmの開口)が施されました。
これにより、旧型が苦手としていた「猫砂」や「米粒」のような固形ゴミも、ヘッドを持ち上げることなくスムーズに吸い込むことができます。
購入前に知っておくべき「防壁」(デメリットと注意点)
ここまで新型のメリットをお伝えしましたが、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、本製品の明確な限界(デメリット)をお伝えします。
「メイン機」としての過度な期待は禁物
本製品は「軽さ」と「手軽さ」に特化した製品であり、キャニスター型掃除機のようなパワーや容量はありません。
【不向きなシチュエーション】
- 毛足の長い絨毯の念入りな掃除
- ペットの換毛期における、部屋全体の大量の抜け毛掃除
- 週末にまとめて家中の掃除を済ませたい場合
特に「強モード8分」という稼働時間は、畳数にして約2部屋分が限界です。「家中を一気にピカピカにしたい」という完璧主義の方には、掃除途中でバッテリーが切れるストレスが待っているかもしれません。
逆に言えば、「汚れに気づいたその都度、30秒〜1分だけ掃除する」というスタイル(毎日のスキンケアのような掃除)に切り替えられる方にとっては、これ以上ない相棒となります。
「メンテナンスフリー」ではありません
「ゴミ捨て不要」というイメージが強いセパレート型ですが、完全放置は不可能です。
新型はサイクロン式になり詰まりは激減しましたが、微細な粉塵はダストカップ内壁に付着します。数ヶ月に一度は水洗いを行わないと、吸引力低下やセンサー誤作動の原因となります。

また、クリーンドックで使用する紙パックはランニングコストがかかりますが、これは「ホコリを吸い込むリスクと、ゴミを見る不快感をゼロにするための衛生維持費」と割り切る必要があります。
まとめ:新型MC-NX500Kは「時間を買う」家電
旧型(MC-NS100K)は価格が魅力ですが、構造上の課題(詰まりやすさ)を抱えています。
もし旧型を選んだ場合、日々のメンテナンスに時間を取られ、結局「安物買いの銭失い」になってしまうリスクがあります。
新型(MC-NX500K)は高価ですが、その対価として以下の価値を提供してくれます。
- 0.3kg軽量化: 掃除を「家事労働」から「無意識の動作」に変える。
- サイクロン構造: 詰まりストレスとメンテナンスの手間を最小化する。
日々の掃除から「億劫さ」と「ストレス」を完全に消し去りたい方にとって、MC-NX500Kは間違いなく、最強のパートナーとなるでしょう。


