ゲーミングモニター24インチの大きさは?縦横サイズと最適距離を解説

FPSにおける24インチゲーミングモニターが最強だというイメージ画像 ゲーミングモニター

「FPSを始めるなら24インチがいいと聞くけど、小さすぎて敵が見にくいのでは?」「27インチを買って机からはみ出さないか?」と、サイズ選びで迷っていませんか?実は、多くのゲーマーがサイズの数値だけを見て購入し、実際のプレイ環境で「近すぎて目が疲れる」「机が狭くなった」と後悔しています。

結論からお伝えすると、24インチモニターの実際の大きさは「横約53cm × 縦約30cm」です。
これは、FPSにおいて画面全体を無理なく視界に収め、反応速度を最大化できる「黄金比」と言えるサイズ感です。

国内外のトッププロ選手の9割以上がこの24〜24.5インチを使用しているのには、単なる慣れではない明確な理由があります。なぜ「大画面」ではなく24インチが勝てるサイズなのか?カタログスペックには表れない「視線移動の秘密」と、あなたのデスクで失敗しない設置距離について詳しく解説します。

24インチゲーミングモニターの実際の大きさ(縦横cm)

まずは、メジャーを持って測らなくてもイメージできるよう、24インチモニターの具体的なサイズ感を把握しましょう。カタログスペックの「インチ」は対角線の長さを示すため、実際の縦横の長さとは直感的に結びつきにくいものです。

具体的な寸法と身近な物との比較

一般的な24インチ(アスペクト比16:9)の液晶パネル部分のサイズは以下の通りです。

  • 画面横幅:約53cm(24.5インチの場合は約54.5cm)
  • 画面縦幅:約30cm
  • 対角線:約61cm

これを身近な物で例えると、「B4用紙(25.7cm × 36.4cm)を横に2枚並べたサイズ」に非常に近いです。あるいは、新聞紙(ブランケット判)の片面が約54cm × 40cmですので、新聞紙を広げた時よりも縦が10cmほど短いイメージを持つと分かりやすいでしょう。

ベゼル幅による実寸の誤差に注意

上記の数値はあくまで「画面(表示領域)」のサイズです。実際にはこれに「ベゼル(枠)」の幅が加わります。

最近のゲーミングモニターは「フレームレス」や「スリムベゼル」が主流ですが、それでも左右と上部に約0.5cm〜1cm、下部には操作ボタンやロゴが入るため約1.5cm〜2cmの枠が存在します。棚の中や狭いスペースにギリギリで設置しようと考えている場合は、カタログの「製品サイズ(外形寸法)」を必ず確認し、左右に最低でも1cmずつの余裕を持たせることをおすすめします。

なぜFPSプロは24インチを選ぶのか?「大きさ」と勝率の関係

「大画面の方が敵が大きく表示されるから、エイムが合いやすいのでは?」と考えるのは自然なことですが、FPSやTPSなどの競技シーンでは逆効果になることが多いです。ここでは、人間の「目の機能」に基づいた24インチの優位性を解説します。

「敵が大きく見える」メリットと「視界から消える」リスク

確かに27インチや32インチのモニターでは敵キャラクターが大きく表示されます。しかし、画面が大きくなると、人間の視野(中心視野と有効視野)に画面全体が収まらなくなります。

FPSでは画面の端に映った敵の影やエフェクトに瞬時に反応する必要がありますが、大画面では視界の端の情報を見落とす(認識できない)リスクが高まります。24インチは、顔を動かさずに眼球の動きだけで画面の四隅まで情報を拾える限界のサイズであり、これが「索敵ミス」を減らす最大の要因です。

ミニマップ確認のタイムロスを最小化する

ゲーム中、プレイヤーはクロスヘア(照準)を見ながら、頻繁に画面端のミニマップや残弾数、スキルクールタイムを確認します。この視点移動を「サッケード」と呼びますが、この移動距離が長ければ長いほど、目への負担が増え、照準へ視線を戻すまでのタイムラグが発生します。

24インチであれば、わずかな視線移動で必要な情報を確認できます。コンマ1秒を争う撃ち合いにおいて、視線移動の距離が短いことは、そのまま反応速度の向上に直結します。

フルHD画質における「画素密度」の罠

画質の面でも24インチにはメリットがあります。現在主流のフルHD(1920×1080)解像度において、24インチの画素密度(PPI)は約92PPIです。

これが27インチでフルHDとなると、画素密度は約82PPIまで下がり、ドットの粗さが目立つようになります。映像が粗いと遠くの敵がぼやけて見えにくくなるため、フルHDでプレイするなら24インチが最もクリアに見える最適解となります。

失敗しない設置シミュレーション:距離とデスクの奥行き

モニターのサイズ自体は53cm程度でも、実際にデスクに置くと「圧迫感」や「距離」の問題が発生します。購入前に必ずシミュレーションすべき計算式をお伝えします。

あなたのデスクでシミュレーション

FPSを快適にプレイするための適正視聴距離は、一般的に50cm〜60cmと言われています。しかし、単純に「目とモニターの間」が確保できれば良いわけではありません。以下の計算式で、あなたのデスク環境を確認してください。

【実効距離の計算式】
デスクの奥行き - (モニタースタンドの奥行き + 姿勢による前のめり分) = 実際の目との距離

見落としがちな「スタンドの奥行き」問題

多くのゲーミングモニターのスタンドは安定性を高めるためにV字型をしており、奥行きを約20cm〜25cmも占有します。もしあなたのデスクの奥行きが一般的な「60cm」だとすると、どうなるでしょうか。

60cm(デスク) - 20cm(スタンド) = 残り40cm。
ここからさらに、集中して前のめりの姿勢になると、目と画面の距離は30cm〜40cm程度になり、近すぎて目が非常に疲れます。

  • デスク奥行き60cm未満:24インチでもスタンド利用は窮屈。モニターアームの導入が必須です。
  • デスク奥行き60cm〜70cm:24インチならギリギリ許容範囲。
  • デスク奥行き80cm以上:スタンド利用でも余裕あり。

24インチ vs 27インチ:後悔しないサイズの選び方

ここまで解説した要素を踏まえ、あなたが最終的にどちらのサイズを選ぶべきかの判断基準をまとめます。

24インチ(23.8〜24.5インチ)を選ぶべき人

  • FPS/TPSで「勝ち」にこだわりたいガチ勢(Apex, Valorant, CoDなど)
  • 現在使っているデスクの奥行きが60cm前後である
  • 予算を抑えつつ、144Hz以上の高リフレッシュレート環境を整えたい
  • PCのスペックに合わせて画質はフルHD(1080p)で運用する

27インチを選ぶべき人

  • RPG、MMO、アクションゲームでの「映像美・没入感」を重視する
  • 動画編集やWeb制作など、作業領域の広さを確保したい
  • デスクの奥行きが70cm以上あり、視聴距離を十分に確保できる
  • 解像度をWQHD(2560×1440)または4KにできるハイスペックPCを持っている

まとめ

ゲーミングモニターのサイズ選びは、単なる好みの問題ではなく、プレイ環境とパフォーマンスに直結する重要な戦略です。

記事のポイントを整理します。

  • 24インチの画面サイズは横約53cm × 縦約30cmで、日本の標準的なデスク環境に最適。
  • プロが24インチを選ぶ理由は、画面全体が視野に収まり、索敵と視線移動のロスが最小限だから。
  • 27インチを選ぶなら、画質の粗さを防ぐためにWQHD以上の解像度と、奥行きのある広いデスクが必要。

まずは今すぐメジャーを手に取り、デスクの奥行きを計測してみましょう。そして「奥行き - 25cm」の距離に顔を近づけてみて、画面が近すぎないかシミュレーションすることから始めてください。

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