ダイキンウルトラファインバブル後付け条件と費用解説

ダイキンのエコキュートにウルトラファインバブルが後付けできるのかの図解イラスト ファインバブル

「CMで見るような微細な泡のお風呂に、今あるエコキュートで入りたい」と、リフォームや買い替えを検討せずとも実現できる方法をお探しではありませんか?実は、機種によっては後付けが可能です。

結論からお伝えすると、2022年モデル以降の対応機種なら約4〜6万円で後付け工事が可能です。
なぜなら、ウルトラファインバブル入浴機能は、専用のアダプター交換だけでなく、空気を取り込む「吸気チューブ」の接続に対応した制御基板と配管構造が必要だからです。

それ以前の古い機種をお使いの方や、工事なしで安く済ませたい方には「別の解決策」があります。この記事では、設備工事のプロとしての視点から「ご自宅の機種が適合するかどうかの判断基準」と「実際の施工内容」について詳しく解説します。

ダイキンエコキュートに後付けできる条件とは

今お使いのダイキン製エコキュートにウルトラファインバブル機能を後付けするには、明確な条件があります。結論から言うと、「2022年モデル以降のフルオートタイプ」であることが基本条件です。

後付け可能な機種の年式と見分け方

まずはお使いのエコキュートが対応しているかを確認しましょう。後付け用の「ウルトラファインバブルアダプター」は、すべての機種に付くわけではありません。

確認すべきは、タンクやヒートポンプユニットの銘板に記載されている「型番(品番)」と「製造年」です。

  • 2022年モデル以降(Xシリーズ等): 後付け対応の可能性が高いです。別売りのアダプターキットを取り付けることで機能を追加できる設計になっています。
  • 2021年モデル以前: 残念ながら、基本的に後付けは不可能です。 本体の制御基板がウルトラファインバブル生成に必要な制御に対応していません。

特に「給湯専用」や「セミオート」のタイプでは、年式が新しくても構造上取り付けができません。「フルオートタイプ」であり、かつ説明書やカタログに「ウルトラファインバブル対応(別売)」の記載があるかを確認してください。

なぜDIYでの取り付けが不可能なのか

「部品だけネットで買って、自分で取り付けられないか?」と考える方もいますが、DIYでの取り付けは絶対にやめてください。

理由は、単に浴槽のアダプター(循環口)を交換するだけではないからです。ダイキンのウルトラファインバブルシステムは、微細な泡を作るために外部の空気を取り込む必要があります。

そのため、以下の専門的な工事が必須となります。

  • 浴槽の循環アダプターの交換
  • 外気を取り込むための「吸気チューブ」の配管
  • 壁への穴あけ、または既存配管穴の拡張と防水処理

特に吸気チューブを屋外の貯湯ユニットまで引き回し、壁を貫通させる工事は、建物の防水性能に関わるため、専門知識を持ったプロによる施工が不可欠です。

後付け工事にかかる費用と作業内容

対応機種であった場合、次に気になるのは費用です。ウルトラファインバブル機能を追加する場合、部品代だけでなく、特殊な配管工事費が発生します。

部品代と施工費の合計相場

業者に依頼した場合の総額は、おおよそ4万円〜6万円程度が相場となります。内訳は以下の通りです。

項目費用目安備考
ウルトラファインバブルアダプター約20,000円〜25,000円機種専用の部品代
工事費(技術料・出張費)約20,000円〜40,000円配管接続・壁開口・防水処理など
合計約40,000円〜65,000円設置状況により変動

既存の配管を利用できる場合でも、吸気チューブを通すためのスペース確保に手間取るケースが多く、標準的な循環金具交換よりも工賃は高めに設定されています。

壁に穴が必要?吸気チューブの施工実態

ダイキンのシステム最大の特徴にして施工の難所が「吸気チューブ」です。このチューブを通じて空気を取り込み、お湯の中にマイクロバブルを発生させます。

施工の際は、浴槽から屋外のタンクユニットへ向かって、お湯の配管(2本)と一緒にこの細いチューブを通す必要があります。

もし、現在の配管を通している壁の穴が狭く、チューブを通す隙間がない場合は、壁の穴を広げる工事や、新たに穴を開ける工事が必要になります。マンションなどで壁に穴を開けられない場合は、物理的に施工不可となるケースもあるため、事前の現地調査が重要です。

非対応機種でもバブル入浴を楽しむ方法

「自宅のエコキュートは2021年以前のモデルだった」「工事費5万円は高い」という場合でも、諦める必要はありません。機器自体を変えずに、ウルトラファインバブル入浴を実現する現実的な方法があります。

シャワーヘッド交換でお湯はりする裏技

ウルトラファインバブル工事に対応していない機種でもシャワーヘッド交換でウルトラファインバブルのお風呂が出来る裏技の図解

最も手軽で効果的な代替案は、「ウルトラファインバブル生成機能付きのシャワーヘッド」を利用することです。

具体的な方法は非常にシンプルです。

  1. 「ミラブル」や「リファ」などの高機能シャワーヘッドを購入する(約2〜3万円)。
  2. お湯はりの際、最後の数分間だけシャワーでお湯を足す、もしくは最初からシャワーを使ってお湯を溜める。
  3. シャワーヘッドを浴槽の中に沈めてお湯を出すと、より効率的に泡が混ざります(※水没対応機種か要確認)。

この方法であれば、エコキュートの機種や年式に関係なく、工事不要で微細な泡のお風呂を楽しめます。初期費用もシャワーヘッド代のみで済み、シャワーとしても美容効果が得られるため、コストパフォーマンスとしては後付け工事よりも圧倒的に高いと言えます。

まとめ

ダイキンのエコキュートにおけるウルトラファインバブル機能の後付けについて解説しました。

  • 後付け条件: 2022年モデル以降のフルオートタイプ(Xシリーズ等)であること。
  • 費用目安: 部品代と工事費合わせて約4〜6万円。
  • 注意点: 壁穴あけ等の工事が必要なため、DIYは不可。2021年以前の機種は非対応。

もしご自宅の給湯器が適合外であったり、賃貸やマンションで工事が難しかったりする場合は、高機能シャワーヘッドの導入を検討してみてください。大掛かりな工事なしで、今夜からすぐに理想のバスタイムが手に入ります。

まずはご自宅のエコキュートのリモコンやタンク銘板を見て、年式と品番を確認することから始めましょう。

タイトルとURLをコピーしました