ゲーミングモニターのワット数目安と電気代!サイズ・Hz別実測値

ゲーミングモニター

「ゲーミングモニターって普通の画面より電気食うの?」「ハイスペックPCと合わせるとブレーカーは大丈夫?」と心配になっていませんか?実は多くの方が、カタログの最大値を見て不安を感じています。

結論からお伝えすると、一般的なゲーミングモニターの消費電力は、標準使用時で20W〜40W程度、最大負荷時でも70W前後です。
なぜなら、カタログスペックの「最大消費電力」はUSB給電やスピーカー最大出力など、全ての機能を限界まで使った場合の理論値であり、通常のゲームプレイ時(標準時)とは大きく異なるからです。

この記事では、サイズ・スペック別の詳細な目安一覧と、タコ足配線やUPS(無停電電源装置)導入時に知っておくべき「電源管理の落とし穴」まで、実測データをもとに詳しく解説します。

ゲーミングモニターのワット数と電気代のイメージ画像

ゲーミングモニターは何ワット?サイズ・Hz別の目安一覧

ユーザーが最も知りたい「結局何ワットなのか」という問いに対して、条件別の具体的な数値で答えます。結論として、モニターの消費電力は「画面サイズ」と「リフレッシュレート(Hz)」、そして「パネルの種類」によって大きく変動します。

24インチ・27インチ(144Hz/165Hz)の場合

現在最も普及している「24インチ フルHD」や「27インチ WQHD」のゲーミングモニターは、実はそれほど多くの電力を消費しません。

スペック標準消費電力(目安)最大消費電力(目安)
24インチ FHD 144Hz/165Hz20W 〜 30W40W 〜 50W
27インチ WQHD 144Hz/165Hz30W 〜 45W55W 〜 75W

上記のように、標準的なゲームプレイ中であれば、昔の電球1個分(30W〜40W)程度しか消費しません。「ゲーミング」だからといって、極端に電気代が高くなるわけではないのです。

ハイエンド(240Hz以上・4K・有機EL)の場合

注意が必要なのは、4K解像度や有機EL(OLED)パネルを採用したハイエンドモデルです。これらは処理負荷やバックライトの輝度が必要になるため、消費電力が跳ね上がります。

ハイエンドスペック標準消費電力(目安)最大消費電力(目安)
27-32インチ 4K 144Hz45W 〜 65W100W 〜 160W
27インチ 有機EL(OLED) 240Hz35W 〜 55W90W 〜 120W

特に有機ELモデルは、画面の明るさ(白の面積)によって消費電力が激しく変動します。また、4KモニターでHDR(ハイダイナミックレンジ)をオンにすると、輝度が最大化されるため、消費電力がカタログ値の上限近くまで急増する傾向があります。

消費電力から計算する電気代と節約の真実

では、このワット数は実際の「お金」に換算するといくらになるのでしょうか。ここでは、電気代単価を31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価)として計算します。

1時間・1ヶ月あたりの電気代シミュレーション

毎日ゲームをするゲーマーを想定し、1日5時間プレイした場合のコストを算出しました。

  • 24インチ(30W)の場合:
    • 1時間あたり:約0.93円
    • 1ヶ月(150時間):約140円
  • 4Kハイエンド(60W)の場合:
    • 1時間あたり:約1.86円
    • 1ヶ月(150時間):約280円

このように、モニター単体の電気代は、ハイスペックモデルを使っても月額で缶ジュース2本分程度の差しかありません。PC本体(GPU/CPU)が数百ワット消費するのに比べれば、モニターの電気代は誤差の範囲と言えます。

画質を落とさずにワット数を下げる設定

「それでも少しでも節約したい」という場合、最も効果的なのは「輝度(明るさ)」の調整です。

工場出荷時のモニターは輝度がMAX(100%)近くに設定されていることが多く、これを50%〜70%程度に下げるだけで、消費電力は10W〜20Wほど低下します。「エコモード」を使用するのも有効ですが、ゲーム画面が暗くなりすぎて敵が見えづらくなるリスクがあるため、手動で「眩しくない程度」に輝度を下げるのが最適解です。

要注意:タコ足配線とUPS選びへの影響

電気代よりも気にすべきなのは、電源環境の安全性です。特に複数のモニターやハイスペックPCを同じ電源タップ(タコ足配線)に繋いでいる場合は注意が必要です。

電源タップの許容量(合計1500W)の確認

一般的な電源タップの許容量は合計1500Wです。ここで重要なのは、モニターのワット数そのものではなく、「PC本体との合計値」です。

  • 危険な例:
    • ハイエンドPC(最大800W)
    • 4Kモニター2枚(最大200W)
    • セラミックヒーター(1000W)

上記のように、PCとモニターだけなら約1000Wでセーフですが、そこに消費電力の大きい家電(ドライヤー、ヒーター、電子レンジなど)を同じ系統で使うと、一瞬でブレーカーが落ちたり、発熱して火災の原因になったりします。

また、停電対策のUPS(無停電電源装置)を選ぶ際は、モニターの「標準消費電力」ではなく「最大消費電力」で計算してください。起動時やHDR使用時のピーク電力に耐えられないと、いざという時にUPS自体が過負荷で停止してしまう恐れがあるからです。

まとめ

ゲーミングモニターのワット数について、重要なポイントを整理します。

  • 一般的なゲーミングモニター(24インチ/FHD)の実測値は20W〜30W程度。
  • 4K・高リフレッシュレート・HDR使用時は消費電力が増え、最大100Wを超えることもある。
  • 電気代への影響は月額数百円レベルと軽微。
  • 電源タップやUPS選定時は、余裕を持って「最大消費電力」で見積もるのが鉄則。

まずは、今お使いの電源タップに何が繋がっているかを確認し、PCやモニター以外の「熱を発する家電」が同じタップに刺さっていないかチェックしてみましょう。

タイトルとURLをコピーしました